2024年11月16日土曜日

自由な心で

 皆様、日々お疲れ様でございます。

毎日の仕事や家事、その他育児や介護などに追われて

息つく暇もない方々。

世の中、そのような方々のほうがむしろ多いのでは

ないでしょうか。

たしかに現実を目の前にして、逃げ出したくても、

そうさせてくれません。

極限まで頑張った結果、心の病に苦しまれる方も

多いと聞きます。

ほんの少しの時間でも、自分の好きなこと、やりたいことを、

思いっきり楽しむことは、出来ないでしょうか?

それすら無理ならば、せめて自分の好きなこと、

やりたいことを、思いっきり楽しんでる自分を

想像してみてください。

時間的自由がない中で、心まで不自由にしているのは、

もしかして自分自身なのかも知れませんよね。

一瞬でも楽しいことを想像し、それを繰り返していけば、

いつの間にか心が楽になり、目の前の現実も軽く思えて

くるのではないでしょうか?


有り難いことに、私には温泉に浸かるという趣味がありました。

趣味というほどたいそうなものではありませんが、

このおかげで自分は救われたような気がします。


今から22年前の2002年に、仕事先で13歳年上の先輩に

出会いました。

その先輩、少し話しただけで、私のことをとっても

気に入って下さって

「さっそくだけど、一緒に温泉に行って、

       そのあと飯食いましょう」。

正直言って、「変わった人だなぁ」が私の直感でした。

即決断が信条の私の返事はもちろん「はい、行きましょう」


それからの先輩とのお付き合いは、仕事ではもちろんWinWinの

関係を築き、プライベートでは週に1~2回は温泉に行って

晩ご飯ご一緒の日々でした。

鹿児島県内のあらゆる立ち寄り温泉施設に連れて行って

下さいました。現在でも私が利用している温泉のほとんどが

先輩に教えていただいたところなのです。

当時その先輩は1年365日どこかの温泉に行き、自宅のお風呂に

浸かることのない方でした。


お若い頃仕事で海外を歩き回り、経験豊かな先輩の話は、

私にとって興味深いものばかりでした。生きていくための知恵や

心の持ち方も、この先輩にいろいろと教わりました。

なにより温泉に浸かるという趣味を私に授けて下さった

恩人です。

少しだけ重たい病気を患いながらも、仕事が大好き。

いつも前向きで楽しくて、ためになる話をされる、人気者。

感謝しております。

まさに私にとっての『 スナフキン 』なのです。


10年ほど前に私の仕事が変わったため、今では以前のように

温泉をご一緒する機会もなくなりましたが、

その後も私は、週に1~2度の温泉通いを続けております。


身体の調子がすぐれない時、心がモヤモヤして落ち着かない時、

湯のすべてが私を癒してくれるのです。

すべての苦しみから解放されて、自由な心に戻れる気がします。

これからも『 湯 』への愛と感謝を忘れず、    

『 湯の道 』を歩んでまいります。




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